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あらすじ

ギルドからモンスター討伐の依頼を受けてサラセンへ歩を進めていたライト一行

その途中、デンパと名乗る魔術師を加えて進行していた

サラセンまでもう少しというところまでたどり着き、野宿をしていた

その日の見張りはライトとスミレ

スミレが回りを偵察にいくとなぜかそこにはデンパの姿があった

まもなく、スミレは腹部を鋭い氷の刃で貫かれ、意識のないまま瀕死の状態で地面に突っ伏していた

デンパが止めを刺そうとしたそのとき、激しい閃光とともにデンパの周りに炎が現れた

すかさずスミレにホーリービジュアをかける男がいた

その男の名は   ポイニクス







「ふん、やはり貴様か。なぜここにいる?」

「それはこちらのセリフです。天界一の魔術師と呼ばれたあなたがなぜこのようなことを!?」

「ふん、お前がヴァルキリーと共に姿を消してから色々あったのさ」

「ばかな!?あなたほどの人格者がブラムスにつくなどありえない!一体どうしたのですか!?」

「そんなに知りたいのか?ならば力ずくで聞き出すんだな」

デンパが言葉を発し終えるやいなやポイニクスに雷が落ちる

そこを後ろに跳びかわすポイニクス

「くっ!!」

「ただし・・・できればの話だがな!!」

ポイニクスに向けて無数の雷が落ちる



クロスモノボルト
雷系上位の魔法。威力もさることながら特筆すべきは範囲の広さ。半径20m以内の対象は一瞬のうちに黒こげと化す。




「ふはははは!逃れられまい!!」

デンパの高笑いと共に雷がポイニクスを襲う

しかしポイニクスは動じることなく杖を取り出した

それに自らの魔力を先端にこめて地面に突き刺す

無数の雷はその杖に吸い寄せられるように角度を変える

その後雷独特の音とともに杖に雷がふりそそいだ


「ほう・・・そうか。そうだったな。」

「・・・・」

「その避け方は私が教えたのだったな」

「なぜです・・・なぜあなたが・・・」

「くどい!!真実を知りたければ力ずくでこいと言ったはずだ!」

「くっ!・・・仕方ありませんね」

ポイニクスがデンパに向かって突進する

「ふん。プレイアか。その手には乗らんぞ!」

デンパがすばやく後ろ跳ぶ

デンパが後ろに跳んだことによってポイニクスとの間に空間ができたはずだったが、なぜかそこには空間がなかった

「なにっ!?」

「はあっ!」

掛け声とともにポイニクスの前に光の紋章が現れる

「ちぃっ!!」

デンパの手のひらから強力な魔力がほとばしる

紋章と魔力がぶつかり合い互いに大きく後方に吹き飛ばされる

「ほう・・・その移動術。フェイミィのものか」

「あなたの弟子だったあのころから私も変わった!昔のようにはいきません!」

「はっはっは!!少しはできるようになったな!」

高笑いするデンパ

「その余裕も今のうちです!」

「はたしてそうかな・・・?」

微笑をうかべるデンパ

「なにがおかしいのです!?」

「くっくっく・・・つまり・・・」

デンパがポイニクスに背を向ける

その視線の先には横たわるスミレの姿があった

「ま、まさか!?」

「クックックッ、あの女は危険なんだよ。俺の目的はおまえじゃない。あの女だ!」

デンパが腕を振る

それと同時に鋭い氷の刄がスミレに飛んでいく





「はっ!?こ、ここは!?」

同じくしてスミレが目を覚ます

目を覚ました瞬間、目の前には氷の刄が迫ってきていた

あまりに一瞬の出来事だったためスミレは声をあげることもできずに目をつむった

ズブッという肉体に何かが突き刺さる鈍い音が響いた

しかしスミレは痛みを感じない

目を開けるとそこにはポイニクスの姿があった

体に氷の刄を突き刺した状態で



「えっ!?」

状況が飲み込めないスミレ

そのはるか前方でデンパが高笑いをしていた

「くっくっくハァーッハッハー!!予想どおりの行動だなぁ!ポイニクス!
そいつはおまえにとって大切な女だったもんなぁ!!」

「ぐっ・・・」

吐血するポイニクス

「だ、大丈夫ですか!?」

なんとか状況を理解しだしたスミレが言う

「あ、あなたが無事でよかっ・・・ガハァッ!!」

「し、しっかりしてください!!」

「どうして私をかばったり・・・?」

「それを知る必要はない」

デンパが突風を放つ

「きゃあああああ!!」

悲鳴とともにスミレが後方に吹き飛ばされる

「ふん、面倒な女神が現れる前にさっさと止めを刺すか」

デンパがポイニクスに向けて歩き出す

「や、やめてください!」

スミレもポイニクスに向かって走り出す

「ふっ、残念だったな。もうこの世界で貴様たちが再び会うことはないだろう」

ポイニクスに先にたどり着いたのはデンパだった

デンパの手に魔力が集まる

ポイニクスが苦しみながら声をだす

「ス、スミレさん・・・」





突如、スミレには心臓の音が聞こえ始めた

ドックン、ドックン、と確かにハッキリ聞こえていた

「う・・・あ・・・・」







「うあああああああああああああああああ!!!!」









デンパがその様子に気づく

「ちっ、完全に覚醒する前に!!」

ポイニクスに向けて魔力を放つ

その刹那、キィィィン!!と金属音が鳴り響く

そこにはデンパの魔力が凝縮された光の弾をダガーで切り裂くスミレの姿があった・・・