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ライトたちがサラセンまで後一歩というところまでたどり着いた頃

「なぁ〜聖騎士〜まだつかないのかよぉ〜」

うなだれるアカハナ

「まったく・・・さっきから何度めだ?いや、何日前から言ってるんだ?」

聖騎士があきれたように言う

「いや、アカハナの言うとおりだよ・・・」

ヘルサスもうなだれる

「しっかりしてください。もうすぐですから」

「お前もそれ何日前から言ってんだよ〜」

アカハナがつっこみをいれる

「うるさい。黙って歩け」

「じゃぁおぶってくれよぉ」

「ばかやろう・・・聖職者におぶってもらう戦士がどこにいるんだよ・・・」

はぁとため息を出す聖騎士

「ここ、ここ!!ここにいるからおぶってくれ」

アカハナが自分を指指す

「・・・もういいよ・・・お前と話してたら余計疲れる・・・」

「アカハナの性格・・・得だよねぇ〜・・・」

はぁと二人同時にため息を出す

「ん?」

アカハナが聞く

「なんでもない・・・」

聖騎士がそうつぶやいて三人は歩を進めた









一向がさらに進んでいくと

動物の鳴き声が聞こえてきた

その泣き声は犬のものだとすぐにわかる

「あそこで犬が襲われてるよ!」

ヘルサスが指をさしながら言う

犬を襲っているモンスターはキキだった

「キキか・・・アカハナ!犬をかかえてすぐに離れろ!」

聖騎士が指示をだす

「了解〜!」

アカハナが飛び出す

「ヘルサスさん、アカハナが犬を助けだしたらすぐにパージフレア撃って動きを止めます!その隙にモノボルトを!」

「わかった!!」

互いにに詠唱を始める

飛び出していたアカハナが無事に犬を救出する

「聖騎士!オッケーだ!!」

「ようし・・・パージフレア!!」

キキの周りに光の弾が現れる

「モノボルト!!」

間髪いれずヘルサスも詠唱を終える

光の弾が爆発する直前にキキは地中に潜ってしまった

「なにぃ!?」

光の弾が爆発するがキキの姿はない

爆発の瞬間上空から雷が降る

しかし、キキの姿はない

雷は対象を見失い、地面へと吸い込まれていった

「ちっ・・・油断したな」

聖騎士が言う

「アカハナ!どこから飛び出してくるかわからん!戦闘態勢はとくなよ!」

「わかってるって!」

アカハナが地面に犬を置いた瞬間

突然犬がヘルサスめがけて走り出した

「おいおい!どこいくんだぁ?」

アカハナが追いかける

「おいアカハナ!戦闘態勢はとっておけと・・・」

聖騎士が言い終わるよりもはやくヘルサスの足元からキキが飛び出してきた

「しまっ・・・!!」

ヘルサスの目が見開く

ヘルサスに襲いかかる寸前

ヘルサスの方向に走っていた犬がキキに体当たりをした

横にはじかれるキキ

「しめた!!」

聖騎士が間髪いれずパージフレアを唱える

光の弾はキキを直撃し、キキが黒く焼き焦げる

「アカハナ!」

「わかってるって!」

すぐさまキキに斬撃をいれるアカハナ

まもなくキキは断末魔を上げ動かなくなった

「いや、でかしたぞ犬」

聖騎士が犬をなでる

「ほんとほんと、助かったよ」

ヘルサスも犬をなでる

犬はわぅんと鳴き声をあげながら喜ぶ

「あれ?この犬なんか変だぞ?」

アカハナが何かに気づく

「あ、ほんとだ。この犬なんだか人間でいう髪の毛の部分だけとんがってる」

ヘルサスが言う

「なぁなぁ、名前付けようぜ!!俺がつけるから!」

アカハナが楽しそうに言う

「好きにしろよ。どうせイチローだろ?」

聖騎士が冷ややかに言う

「な、なんでわかった!?」

「何年お前と一緒にいるとおもってんだよ・・・」

「まぁ、いいんじゃない?イチローでも。そんなに悪い名前じゃないしさ」

ヘルサスが同意する

「んじゃイチローに決定!!」

「じゃあこの犬はお前が連れて行けよ?」

聖騎士がアカハナに言う

「まかしとけって!さぁこいイチロー!」

両手を広げるアカハナ

しかしイチローは動かない

しばらくしてイチローはヘルサスに飛びついた

「あっ!」

アカハナが驚く

「こいつはオスだな。アカハナになつかないわけだ」

「いいよ。あたし犬好きだし、あたしが世話するよ」

ヘルサスがイチローを抱きかかえながら言う

「そうですか。すいませんねヘルサスさん。」

「ああ・・・俺のイチロー・・・」

ヘルサスに抱きかかえられているイチローはしきりに顔を擦り付けていた

「このエロ犬めぇえええ!!」

アカハナが叫ぶ

「まぁいいんじゃない?犬なんだし。」

「落ち着けよアカハナ。お前は昔から動物に好かれないって自分でわかってるんだろ?」

「今回こそはって思ったんだけどなぁ・・・」

あまり落ち込んでいない様子のアカハナ

「まぁ、退屈なところだったし、これでサラセンまでは楽しくなりそうだね」

「なんにせよ気がまぎれるのはいいことです。さぁ、進みましょうか」

三人に一匹の犬を加えてサラセンをめざす一向

そしてイチローの真実に気がつくものは誰一人いなかった