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「陛下。お目にかかれて光栄です」

ふぎんが挨拶をする

それと同時にブルー以外の全員が肩ひざをつく

陛下とよばれた女王は満足そうな笑みを浮かべていた

「ふふふ・・・面をあげなさい。」

足を組みながら言う女王

「おいおい。口調が変わってるぞ?みにゃん」

ブルーが女王に向かって発言する

「ブルー、黙りなさい」

みにゃんと呼ばれた女王がブルーに見る

「いや・・・黙りなさいって・・・」

「いいからお黙りなさい」

さらに強く言い張る女王

「陛下、今サラセンはどこの国の統治下にあるのでしょうか?」

ふぎんが女王を見る

「ふむ、遠路はるばるご苦労であった。ゆっくりしていくがいいぞ。」

女王が笑いながら言う

「えっ・・・いや、陛下?」

「なんじゃ?」

「で、ですからサラセンは今どこの国の統治下かとお聞きしているのですが・・・」

「我の物じゃ」

「へ、陛下ご自身のですか・・・」

「うむ」

「し、しかしながらルアス国王がそのようなことを許すはずが・・・」

「関係のないことだ。ここは我の土地。それ以外の何物でもない」

あくまで自分の物と言い張る女王

すると

「ぶっはっはっは!!おいおいみにゃん、いくら初対面だからってキャラ作りすぎだぜ?」

突如誰もいない場所から声が聞こえてきた

声のすぐ後に一人の盗賊の姿が現れた

「うるさいリオっち!」

女王が近くにあったカバンを投げる

それをひょいっとかわす盗賊

「すまんな客人、俺はリオナ。みればわかるとおり盗賊だ。」

それとは別に玉座のすぐ横で盗賊が姿を現す

「みにゃん・・・そろそろまともにしゃべったほうがいいぽ・・・」

「うるさい!あんたまでそんなこというの!?」

激しくまくし立てる女王

「す、すまんぽ・・・」

すぐにインビジブルで姿を消す盗賊

「今のがさくら。このチームのリーダーであのふんぞり返ってる女の旦那だ」

リオナが説明する

「余計なお世話だリオっち!!」

またも近くにあった果物を投げる女王

それもひょいっとかわすリオナ

「すまないなみんな。制圧したとはいえ、まだまだモンスターが襲ってくる可能性があるからな。こうやってもしもに備えて警戒してるんだよ」

ブルーが説明する

「あれ?あとはテリエがいたはずだが?」

「ああ。あいつならまた修練所だよ」

リオナがあきれたように言う

「あと一人はテリエっていう男がいるんだ。またこいつが面白くってな」

ブルーが思い出し笑いをする

この激しいやりとりにライト達はあっけにとられていた

「で、あれがさっき話してた裏のリーダーみにゃん。みての通りのやつだよ」

「みての通りって・・・」

「おやじもうるさいよ!」

またもみにゃんは果物を投げる

ブルーはそれをまともに食らい頭部甲冑がグチョグチョになる

「ぶ、ブルーさん・・・?」

ライトが心配そうにブルーをみる

「ああ、大丈夫。いつものことだから別に怒らないよ」

(いつものことって・・・怒るとこじゃないのか・・・?)

ライトが呆然とする

すこし落ち着きを取り戻したみにゃんが口を開く

「よくきたね。用件はまた後日にでも聞くとして今日はもう休んだらどう?長旅で疲れてるだろうし」

「おやじ、案内してあげて」

ブルーに向かって言うみにゃん

「はいよ。さぁ、みんなついてきてくれ」

ライトたちが王の間をでる時も背後で果物のつぶれる音とリオナの笑い声が聞こえていた







「いやぁ、すごく濃い人たちだったねぇ」

客間に入ってふぎんが口を開く

「なんていうか・・・もうすこし、オーラが出てると思ってたんだがねぇ・・・」

マリーネがはぁとため息だす

「でも、あまりピリピリしすぎているところは何か嫌じゃないですか?」

ライトがマリーネに質問する

「ま、そうなんだけどねぇ。あんまりピリピリしてるとこはあたしには無理だわ」

そういって笑うマリーネ

「よし、じゃあこれからのことを話し合っておこうか」

ふぎんがきりだす

「うち達はルアスのギルドの依頼でここにきた。しかし、サラセンは人間の町になっていた。さて、どうする?」

「せっかくここまで来たんですからもう2、3日調査をしてもいいと思います。」

メタスが発言する

「普段はめったにこれないところだし、すこし滞在してもいいんじゃない?買い物もしたいし」

風結びも賛成のようだ

「あたしも残りたいねぇ。元、魔物の町ってんだからすごい武器があるに違いないよ」

マリーネが目を輝かせる

「私もそろそろダガーを新調したいです。刃こぼれしてきてこれからが不安なので・・」

スミレも残るようだ

「じゃあライト君はどうだい?」

「俺はみなさんにあわせます」

「じゃあ決まりだね。少しの間、ここに滞在することにしよう。」

一同がうなずく

「じゃあ今日のところは早いけど休もうか。」

「そうだね。じゃあ、隣の部屋も使わせてもらいましょうか」

「じゃあ向こうにいって寝るよ」

「お疲れ様でした〜」

「おつかれ〜」

マリーネ、スミレ、風結び、ふぎんの順に部屋を出て行く

風結びの足が止まった

「何?またボコボコにしてほしいわけ?ふ〜くんも好きねぇ」

サァーっと血の気がひくふぎん

「い、いや違うんだよ!!うちがいないと始まらないだろ!?だから仕方なくなんだって!!」

必死で説明するふぎん

「何が始まらないの?」

冷静に返す風結び

「えっ!?い、いや・・・その、あれだ!楽しいことだよ!!」

「だから気にせずにそこの部屋にはいろ・・・」

ふぎんが言葉を発し終える前に風結びの足払いによってふぎんの体が宙に浮く

そのまま前のめりの倒れたふぎんの背中に飛び乗る風結び

「ちょ、ちょっとまって風ちゃん!この体勢はまさかキャメルクラッチ・・ぐああああああああああああああ!!」

そのままふぎんの顔を掴んでエビ反り状態にする風結び

「ひょ、ひょっひょまっふぇ!?ふぉ、ふぉれはまふぃでやふぁいっふぇ!!」

「また始まったねぇ・・・仲がいいのはいいことだけどねぇ」

「そうですねぇ。私も参加したいんですけどね」

「へえ、スミレちゃん攻めたいんだ?」

「ええ。特にふぎんさんは」

そんな会話をかわしつつ部屋にはいるマリーネとスミレ

「また始まりましたね」

「ふぎんさんは、ああされたいのでしょう」

ライトとメタスがはぁとため息をつく

廊下から絶え間なく聞こえてきた叫び声がピタッとやんだ

「あ、オチた」

そのすぐ後に隣の部屋のドアが開く音がした

「さて、終わったようですし、こちらも寝るとしましょう」

「そうですね。結構な距離を歩いてきたんですし、知らず知らずのうちに疲れがたまってるかもしれないですしね。」

もはや誰もふぎんの様子は心配しないようだ

不思議なほど静かなサラセンの夜はこうしてふけていくのであった