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「一体なぜ・・・?」

みにゃんが首をかしげる

「わからん・・・たしかに親玉はテリエが倒したはず・・・」

リオナも同様に首をかしげる

「たしかに感触はあったんですよ!?」

テリエがリオナに迫る

「わかってるよ・・・戦闘中のお前は信用できるしな」

「なぜ・・・俺が仕留めそこなったのはただ一度きるだったのに」

「テリエ、そこは噛むところじゃない」

リオナがつっこみをいれる

そこで大きな扉が勢いよく開いた

「ご、ご報告いたします」

兵士と思われる男が膝をつきながら話す

「状況は?」

リオナが片目を開けて言う

「げ、現在、サラセン神殿に突如として現れたモンスターたちは依然、数が増え続けています!!」

「現在ブルー隊長の隊が鎮圧に向かっていますが、こ、このままでは・・・」

その場が張り詰めた空気になる

「・・・まぁ、おやじがやられることはないと思うがこのままじゃ街に甚大な被害がでるのは確実だな」

「どうします?さくらさん」

「どうすんの?」

一同がさくらを見る

「このまま数が増え続けたらこちらが圧倒的に不利。今の状況なら鎮圧も可能。と、なれば一つしかない」

「いくぞ!」

「了解!!」

一同が一斉に立ち上がる



















「ほ、本当ですか!?」

ライト達の表情が変わる

「ああ・・・さっき俺の部隊とすれ違っただろ?」

「やはりあれは・・・」

「ば、場所はどこなんですか!?」

「今入っている情報によると、場所は神殿らしい」

「神殿ですって!?」

メタスがブルーに近寄る

「私たちは先ほどまで神殿にいたのですが、確かに何者もいなかったはずです!」

説明をするメタス

「うむぅ・・しかし、たしかに神殿から出現しているらしいんだよ」

そのとき

神殿方面から悲鳴が聞こえた

「むっ!?いかん!すまない、俺はいかせてもらう!」

そういって走り出すブルー

「ど、どうしますか!?」

ライトが焦りながら話す

「ライト君、君はこの状況を見過ごせるかい?」

ふぎんが言う

「見過ごせるわけないじゃないですか!!」

ライトが強く言い張る

「なら決まりじゃないか。街には戦えない人たちも多くいる。うちらは戦える力を持っている。それなら、戦うしかないだろう」

「そうですね。こういうときに人の役にたつのが聖職者たる証」

聖騎士が言う

「いこう。神殿へ!」

そういいながら道の脇に荷物を置くふぎん

「はあぁあ・・・ほんと、言うことだけはかっこいいんだけどね・・・」

ヘルサスがため息を出す

「と、とにかく急ぎましょう。被害が広がらないうちに!」

一同が神殿に向かって走りだす





「せやぁあ!」

ブルーが槍でモンスターを貫く

すぐさま動かなくなるモンスター

「ふぅ・・・個々の強さはたいしたことないようだが、こう数が多くてはな・・・」

ブルーが回りを見渡す

ブルーの隊は善戦してはいるが、次々とでてくるモンスター相手に疲労の色が隠せなくなっていた

「まずいな・・・このままでは」

ブルーの表情が険しくなりつつあった

「ブルーさん!」

ライトの声が聞こえてきた

「おお、君たちは!」

「うち達も及ばずながら手助けさせてもらいますよ」

ふぎんが胸を叩く

「おお、本当か!?すまないね・・・」

「状況をみて分かる通り、今、かなり厳しい状態なんだ」

「でしょうね・・・数が半端じゃない」

メタスが回りを見渡す

「おやじ!」

そこにさくら達がやってきた

「おお、みんな!よし、これで形勢逆転できる」

「状況は?」

「今、俺の隊が応戦しているが、増え続けている敵に戦意も喪失してきているところだな・・・」

ブルーから状況を詳しく聞きだす

しばらく考え込んだ後、さくらが口を開く

「俺、リオナ、みにゃんは王宮に戻りながら敵を殲滅する。やつらの狙いはおそらくアレのことだろう。テリエ」

「はい?」

「神殿の出口、お前に任せられるか?」

「任せてください。あのくらい、一人で十分です」

「客人、本当に手伝ってくれるのか?」

「まかせてください。うちたちで役に立てればだけどね」

「おやじ」

「ん?」

「おやじは客人達と中に潜入して親玉をたのむ」

「えっ?それじゃあ、俺よりテリエのほうが適任じゃないか?」

「士気の問題もある。おやじが先陣をきって突入すれば、おやじの隊も士気が増して状況はよくなるだろう」

「それに、討ちもらしがないようにするにはテリエが適任だ」

「たしかにな」

リオナが笑う

「それじゃあ頼む。おやじにかかっているからな」

「しくじるんじゃないよ!」

「おやじ・・・色々期待しているからな」

そういい残し三人は王宮へと戻っていった









「あれ?テリエは?」

ブルーがテリエを探す

「オラオラオラオラァアアア!!!」

そこには神殿の出口でモンスターを次々となぎ倒しているテリエの姿があった

「す、すごい動きだ・・・」

同じ戦士であるアカハナにはテリエの動きのすごさがより一層わかっていた

「やつは戦闘になると性格変わっちゃうからね・・・。実力はうちのなかじゃ文句なしで一番だよ」

と、そのとき

突如モンスターが飛び掛ってきた

「むっ!?」

ブルーが槍を構える

「せぇい!」

ブルーが槍をだすよりも早くライトの蹴りがモンスターを宙で受け止める

後ろに吹き飛ぶモンスター

「ファイアビット!!」

「モノボルト!!」

後ろに吹き飛ぶと同時に

詠唱を終えていた風結びとヘルサスの魔法がモンスターを襲う

たまらず動かなくなるモンスター

「ブルーさん、行きましょう!この状態、長引かせるほど危険です!」

ふぎんが迫る

「よし、行こう!目指すは神殿内部!」

「了解!!」

ライト達一向が神殿内部に突入する

途中、ブルーが隊員とすれ違う

「みんな、すぐに追いつくから先にいっててくれ!」

「わかりました!」

ブルーが隊員に近づく

「た、隊長・・・もうみんな限界です・・・」

ボロボロにった姿で話す隊員

「すまないな・・・」

ブルーが肩に手を置く

「だがな」

「俺達にはモンスターと戦える力がある。街の人たちはそれがない。ここで俺達がふんばらないと、街の人は無条件で殺されるんだ」

「そ、それは・・・」

「真の騎士というものは、弱き者のための盾となれる存在だ。俺はお前がそうなれる存在だと信じている」

「隊長・・・」

「今から俺が、なんとしてでも親玉を倒してくる。たとえ刺し違えてもな」

「だから、もう少しだけふんばってくれ、頼む」

「た、隊長・・・」

「だからといって絶対に死ぬなよ?もう一度お前達と酒でも飲みたいからな」

にっと笑うブルー

「すまん、急がなきゃならない状況だ。次に会うときは、笑って会おう!」

マントを翻し、神殿内部に突入していくブルー

そのブルーに向かって隊員が叫ぶ

「隊長、自分はなんとしてでも持ちこたえてみせます!」

「だから、どうかご無事で!!」

ブルーが振り向かずに右腕を上げる





「みんなああ!聞けええ!!」

ブルーに託された隊員が声を上げる

「隊長は今から敵の親玉を倒しにいく!ここで俺達がふんばらなければ隊長が全力で戦うことができなくなる!!」

「みんな、隊長が戻ってくるまでもうしばらくのしんぼうだ!ブルー隊の力、見せ付けてやろうぜえええ!!!!」

その瞬間、勝鬨にも似た声が上がる

今まで劣勢だったブルー隊が押し返し始めたのだ

このブルー隊の指揮をとった男こそが

のちのバジレウスの覇者と呼ばれることになる

騎士・桃花その人であった