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「せやあああ!!」

ライトがモンスターに蹴りを放つ

「深追いするな!ライト君!」

ふぎんが指示を飛ばす

「今はできるだけ早く親玉を倒すんだ!殲滅はそれからでも遅くない!」

「わ、わかりました!」

ライト一向が深部に向け走る







「むっ!?」

ふぎんが何かに気がついた

「どうやらそう簡単には奥へはいかせてくれないようだななぁ」

「みんな!ストップ!!」

ふぎんが声をかける

「どうしたの?」

「どうしたんですか?」

一同が戸惑う

「そこの柱の後ろにかなりの数のモンスターが隠れてる」

「えっ!?」

全員が静かに気配を探る

「ほ、本当だ・・・」

「このまま進んでも危険だ」

ふぎんが言う

「だが、一刻も早く進まなければ・・・」

部下を残してきたブルーがうつむく

「どうします?ふぎんさん」

メタスが話す

しばし熟考した後

「・・・それしかないか」

ふぎんが口を開く

「うち、アカハナ君、ヘルさんで突破口を開く。残りの人はなんとしても突破してくれ!」

「そんな!?無茶です!!ふぎんさんはともかく、アカハナとヘルサスさんで耐えるなんて!!」

聖騎士がふぎんに詰め寄る

「聖騎士さん、大丈夫だよ。アカハナ君もヘルさんもそれだけの力はある」

「アカハナに!?」

聖騎士が驚く

「聖騎士さんは常に一緒にいるから気づいていないかもしれないけど、アカハナ君はそれだけの力はゆうにもってるよ」

アカハナの肩にポンッと手を置くふぎん

「できるよな?」

「まかせてください!あんなやつら一ひねりですよ!」

ドンと胸を叩くアカハナ

「ほんとかよアカハナ・・・」

聖騎士が心配する

「大丈夫、大丈夫!あたしに任せておきなさいって!」

ヘルサスも胸を叩く

「さぁ、いくぞ!みんな、うまくやってくれよ!!」

「了解!」

ふぎん、アカハナ、ヘルサスが先頭に立って進んでいく

柱を通過しようとしたそのとき

一斉にモンスターが襲い掛かってきた

「ヘルさん!いまだ!!」

ふぎんの合図であらかじめ詠唱をしていたヘルサスが魔法を放つ

「火の精霊イフリートよ!我に仇なす存在を、炎の壁で包み込め!!

  ファイヤーウォール!!」




ファイヤーウォール

火の精霊イフリートの力を借り、炎の壁を作り出す炎系中位魔法。

威力はさほど高くないが、広範囲に渡り壁を作り出すため、足止めには便利。

しかしながら詠唱時間も長い






飛び掛ってきたモンスターの前に炎の壁が作られる

その壁に飛び込み苦しむモンスター

しかし、数匹のモンスターが苦しみながらも通路に出てくる

「アカハナ君!」

「わかってますって!」

炎の壁から出てくる瞬間に斬撃を入れるアカハナ

「パージフレア!!」

さらにでてこようとするモンスターにパージフレアを放つふぎん

「さぁ、今のうちだ!!いけえ!みんな!!」

「わかりました!必ず倒してきますから!!」

そう言って奥へ進んでいくライト達

進んでいったライト達に背を向け陣取る三人





「ふ〜くん・・・」

ふぎんの後ろには進んいったはずの風結びが立っていた

「風ちゃん!?ここはうちにまかせて早く進むんだ!」

パージフレアを撃ちながら話すふぎん

「ふ〜くん・・・本当に大丈夫なの?」

不安げに話す風結び

「心配してくれているのかい風ちゃん?」

「大丈夫。心配ないよ。それよりも風ちゃんが行ってあげないとライト君たちのほうが危険だ。」

そういいながらモンスターの攻撃をかわすふぎん

「うちはいいから、早くいってあげて!なるべく早く決着つけないと!」

パージフレアを連発するふぎん

「ふ〜くん・・・」

それまでうつむきながら話していた風結びが顔を上げる

「・・・わかった。ふ〜くん、がんばって!!」

そういい残し奥へ走っていく風結び

「・・・ありがと、風ちゃん。うちにはその言葉だけで十分だよ」

一人つぶやくふぎん

「さぁ!アカハナ君!ヘルさん!うち達だけで全滅させようか!」



























「一体どこから沸いてでたんだい!?」

武器屋前でマリーネが唸る

「モンスターは退けたはずだったんじゃ・・・」

スミレも驚いている様子だ

「しかも同じモンスターばっかり・・・一体どうなってるんだい!?」

「わかりません・・・一体どこから出てきているんでしょう」

二人が考えをまとめようとしていた時

「きゃあああああ」

悲鳴がこだまする

「ちぃいっ!こんどはあっちか!!」

「いきましょう!マリーネさん!」

二人が悲鳴のあったと思われる場所に到着すると

すでに人が3人倒れていた

そこにモンスターは一匹だけ

「くっそおおお!!」

マリーネがモンスターに突進する

同じくスミレも無言のままマリーネの後を追う

「食らえぇ!!」

モンスターが目前に迫る直前に上空へ飛ぶマリーネ

すぐ後ろから姿を現すスミレ

二人が同時にモンスターに武器を突き刺す

そのまま崩れ落ちるモンスター

「くそ・・・なぜこんなことに・・・」

倒れた人をみながらつぶやくマリーネ

しかしモンスターが崩れ落ちた瞬間

二人を囲むように突如モンスターの群れが姿を現した

「わ、罠!?」

二人が背中を合わせる

「・・・スミレちゃん、どうする?」

「完全に囲まれちゃってますね・・・」

ジリジリとモンスターとの間合いを計りながら話す二人

「・・・一点突破しかないねぇ・・・」

「ですね・・・私も同じことを考えていました」

「いいかい、あたしが前方のやつを斬る。その後スミレちゃんがこの群れを脱出して」

「えっ!?それじゃマリーネさんは!?」

「余計なこと考えるんじゃないの。」

「ま、まってください!!」

スミレの言うことを聞かないマリーネ

「さて・・・いくよ!!」

マリーネが敵の群れに向かっていこうとしたその時

突如、とても綺麗なハープの音色が聞こえてきた

その瞬間にマリーネとスミレの力が増幅する

「こ、これは・・・!?」

「お嬢さん方。今なら簡単に倒せるはずです。さぁ、今のうちに」

民家の屋根の上でハープを弾き鳴らす男が一人

「これなら・・・いける!!」

二人がバラバラにモンスターの群れに突っ込む

「せやああああ!!」

「やああああああ!!」

次々とモンスターを倒していくスミレとマリーネ

10数体はいたであろうモンスターの群れをいとも簡単に倒してしまった

「こ、この力は一体・・・」

二人が自分の手を見る

「大丈夫でしたか?」

そう言って屋根から下りる男

その男の風貌はまさに美男子といったところ

程よく伸びた金色の髪が美しく輝いていた

「あ、あなたは一体・・・」

「何者なんだい?」

男が口を開く

「私の名前は詩琉。流浪の吟遊詩人です」