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吟遊詩人・・・」

「よろしくお願いします」

笑みを浮かべながら手を差し出す詩琉

「ああ・・・危ないところありがとう。こっちこそよろし・・・」

マリーネも手を差し出そうとしたとき

突如スミレがマリーネを吹き飛ばした

「よろしくお願いしますーー!!」

ガッチリと握手を交わすスミレ

「す、スミレちゃん!?」

横に飛ばされたマリーネがあっけにとられる

「あはは、こちらこそよろしくお願いします」

詩琉が笑いながら話す

「ああ・・・綺麗な手・・・」

詩琉の手をみつめながらうっとりするスミレ

「ス、スミレちゃんってやっぱりこういう子だったのかい!?」

マリーネが驚きながら話す

「あの・・・すいません」

詩琉がスミレに向かって言う

「は、はい!なんでしょう!?」

緊張気味に話すスミレ

「そろそろ手を放していただければうれしいのですが・・・」

ハッと気がつき

「ああっっ!!?すすすす、すみません!!」

パッと手を放すスミレ

「あははは、構いませんよ。それよりも・・・」

急に真剣な表情になる詩琉

「この街は一体どうなってしまっているのですか?」

「それがあたし達にもわからないんだよ・・・武器屋からでてきたら急にモンスターが現れて・・・」

マリーネが状況を説明する

「なるほど・・・原因は不明ですか。・・・しかしながら邪悪な気配を感じますね・・・」

そう言って神殿のほうを指差す詩琉

「あそこから強いモンスターの気配がします。おそらく、あそこが原因ではないかと」

「神殿ですか・・・」

「神殿!?」

マリーネが何かを思い出したように言う

「どうなされました?」

「神殿にはメタス君と、ライト君が行っているはず・・・!!」

はっとスミレも思い出す

「ほ、本当ですよ!!すぐに行かないと!!」

二人が走り出そうとする

「待ってください」

詩琉が言う

「お二人だけでは危険でしょう。私もお手伝いいたしますよ」

笑みを浮かべ話す詩琉

「いいのかい?あんたのその力があれば心強いけど・・・」

「ええ、かまいませんとも。これも何かの縁、お付き合いいたしますよ」

「ほ、本当ですか詩琉様!?」

(様付け・・・)

マリーネがぽかーんと口を開ける

「さぁ、急ぎましょう!何が起こっているかたしかめないと!」

詩琉が言う

「ああ、そうだね!行こう!神殿へ!」

そう言って走り出す3人

(ふふふ・・・うまくいきましたね)

走っている最中

それまでとは明らかに異なる種類の笑みを浮かべる詩琉に二人は気づくよしもなかった・・・


















ふぎん、アカハナ、ヘルサスの助けにより

神殿の奥へと歩を進めるライト達

「そろそろ最深部なはずだが・・・」

ブルーが辺りを見渡しながら言う

「私が先ほどここを訪れたとき、この先にはたしか・・・」

メタスが先ほどの記憶を甦らせる

一向はついに最深部へとたどり着いた

そこには巨大なネクロマンサーの銅像があった

そのネクロマンサーの銅像の下で怪しげな儀式を行なっているモンスターが一匹

そのモンスターは銅像そっくりの姿をしていた

「くっくっく・・・さぁ、行くのだ、我が教徒たちよ・・・!」

ぶつぶつとなにかの呪術を唱えているようだ

「貴様!!」

ブルーがモンスターに向かって叫ぶ

モンスターが振り向く

「ん・・・?なんだ、あの時の人間じゃないか」

「なぜお前が生きている!?」

「お前はあのときたしかにテリエが倒したはずだ!」

「はっはっは!!」

高笑いをするモンスター

「貴様ら人間には理解できないことができるのだよ、我がネクロ教はなぁ!!」

「たとえば、こんな風になあ!!」

そう言ってネクロマンサーの頭を模して作った杖を振る

するとネクロマンサーの体が一瞬にして姿を消してしまった

「なっ!?」

全員が虚をつかれた状態になる

「さぁ、ネクロ教のすばらしさ、存分に味わうがいい!!」

どこからともなく声が聞こえてくる

「どこにいったあ!!」

ライトが走り回ろうとする

「いかん!ライト君!この場を動くんじゃない!!」

ライトが陣形から外れた瞬間

ライトの目の前に突如モンスターが現れた

「うわっ!?」


慌てふためくライト

「いけない・・・!!」

「アイススパイラル!!」

風結びがとっさに詠唱なしでアイススパイラルを唱える

たちまち体が螺旋状に切り裂かれるモンスター

しかし、詠唱なしで唱えることは術者にかなりの負担になる

「くっくっく、まず、一番厄介なやつからいくか」

そういって風結びの背後に姿を現すネクロマンサー

「しまっ・・!!」

とっさに回避しようとする風結び

だが、ネクロマンサーの杖から放たれた火炎をまともに食らってしまう

「きゃあああああ!!」

そのまま後方の柱まで火炎と共に吹き飛ばされ

そのまま柱に叩きつけられる風結び

すぐに床に崩れ落ちてしまった

「風結びさん!!」

聖騎士がすぐさま駆けつける

「容態は!?」

ブルーがたずねる

「幸い、火炎のダメージはローブが守ってくれたおかげでないようですが、頭を強くうっているみたいで気絶しています!」

「わかった!聖騎士君はそのまま風結びさんの回復に努めてくれ!」

「了解です!」

すぐさま治療を始める聖騎士

「ま、また俺のせいで・・・」

ライトが言う

その脳裏には過去のフェイミィの死が思い浮かんでいた

「お、俺はあの時から何も変わっていないじゃないか・・・」

自責の念に駆られるライト

その時




パァンッ!!

神殿に平手うちの音が響いた

ブルーがライトの頬をはたいたのだ

「ライト君!!君も男だろ!?」

ブルーがライトに叱咤する

「過ぎたことは忘れるんだ!」

「君がここでしっかりしなきゃ、みんな死ぬことになるかもしれないんだぞ!?それでもいいのか君は!?」

ブルーが強く言う

「そ、そうだ・・・あの時誓ったじゃないか・・・もうあんな思いをするのはごめんだって・・・」

みるみる表情を変えるライト

「すいません!ブルーさん!俺、やれます!」

「よし、行こう!!」

にっと笑みを浮かべるブルー

「くっくっく!そんななりでこの私を倒せるのかな?」

「唯一私と渡り合えそうな魔術師はすでに虫の息だ。はっはっはっはっ!!」

ネクロマンサーが笑う

ネクロマンサーに槍を向け、一歩前にでるブルー

「倒せるか?じゃなくて「倒す」んだ。俺の騎士道にかけてな。」

「減らず口を・・・」

「いいか、人間をあまりなめるなよ?ネクロマンサー!!」

マントをたなびかせ、突進していくブルー

「馬鹿が・・・さっきの炎をみてなかったのか!!」

ネクロマンサーが杖を振りかざす

火炎がブルーに向かって飛んでいく

「はぁっ!」

それを左手に持った盾で受け流すブルー

炎をはじきモンスターに槍を突き出す

「無駄だ」

すぐに姿を消すモンスター

「ちぃっ!」

「どこにいった!?」

ライト、ブルーが姿を探す

その時、ブルーの真上に姿を現すネクロマンサー

「くっくっく!しっかりと火炎を味わうがいい!!」

ブルーに炎が放たれる

その炎をまともに浴びるブルー

「ぐぅ・・」

炎に包まれて、うめき声を上げるブルー

「はっはっは、どうだ!火炎の味は!!」

ネクロマンサーが高笑いする





「・・・言ったろ?人間なめるなって」

ブルーがつぶやく

その刹那

ネクロマンサーの背後からメタスが姿を現す

「なっ!?」

ネクロマンサーがぎょっとする

「このタイミングを計っていたんだよ・・・!」

「食らえ!!」

メタスの体が強く光り輝く

「プレイアァ!!」

メタスがプレイアを放つ

「ぐああああ!!」

悲鳴を上げるネクロマンサー

「か、体が・・・焼ける・・・」

「やったか!?」

ブルーが炎から開放され立ち上がる






「・・・と、言うとでも思ったか馬鹿め!!」

ネクロマンサーが杖を横になぎ払う

「ぐあああっ!」

そのまま地面に叩きつけられるメタス

「馬鹿が・・・我がネクロ教にそのようなものは通用しないのだよ!!」

高笑いするネクロマンサー

「くっ!!あれで駄目だったか・・・」

「そ、そんな・・・」

ライト一向に言い様もない空気が流れ始めていた