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「なぜなんだ・・・?」

メタスが苦しみながら声を出す

「なぜだか知りたいか?」

返事を待たぬまま、ネクロマンサーが話し出す

「その技はお前達が信仰する神への祈りだろ?我らはネクロが全て!そのような祈りは通用しないのだよ!」

言い終わるやいなや、メタスに火球を飛ばすネクロマンサー

体勢を整えられていなかったメタス

「くっ・・・」

手を顔の前で交差し、防御の体勢に入る

火球がメタスを襲う直前

突如目の前で火球が弾けとんだ

「えっ・・!?」

困惑するメタス

「ほう・・・お前のようなやつがイミットゲイザーを放てるとはな」

ネクロマンサーの視線の先にはライトの姿があった

しかし、闘気を集めて放つ故、使い慣れていないライトにはかなりの負担であった

明らかに疲弊しているライト

「はっはっは!!イミットゲイザー一発でそのざまか!そんななりで私を倒そうだと!?」

「笑わせるな!!」

火球をライトに飛ばすネクロマンサー

その直線上に割って入るブルー

「ふんっ!」

盾で火球を受け流すブルー

「大丈夫か?ライト君」

「だ、大丈夫です!」

「はっはっは!本当に笑わせてくれる!そんなかばい合いがいつまで持つかな!?」

上空で高らかに笑うネクロマンサー







そんななか一人の男が口を開いた

「ネクロマンサー・・・良かったら、死ぬ前にネクロ教のすばらしさを教えてくれないか?」

メタスが見上げながら言う

「ほう?我がネクロ教のすばらしさを教えて欲しいと?」

「メ、メタスさん!?」

ライトが驚いた表情で言う

「死ぬ前にモンスターさえ信仰させるネクロ教のことが知りたいだけです」

そういってライトのほうを見るメタス

「くっはっはっは!いいだろう!お前も信仰深いやつだ。この話を聞けばネクロ教に入団したくなるだろうなぁ」

ネクロマンサーが話しだす

「我々はネクロケスタ様を崇拝し、モンスターのための世界を作ることを目的としている」

「考えてみろ?誰にも邪魔をされず、強奪、殺し、思いのままだ」

「クククク・・・想像するだけで愉快な気分になれるだろう?」

「確かに・・・」

「め、メタス君!?」

ブルーが驚いた表情を見せる

「確かに想像するだけで
愉快な気分になってくるな・・・」

メタスが目を閉じる

「はっはっは!お前はなかなかに素質があるようだ・・・どうだ?お前だけは命を助けてやらんこともないぞ?」

ネクロマンサーが上空から高度を下げる

メタスが目を開ける

「この後のお前の姿を想像するとなぁ!」














メタスが言い終わるやいなや

ネクロマンサーに光の弾が吸い込まれる

直後に爆発が起こる

「ぐあああああああああああ!!!」

苦しみながら地上に落ちてくるネクロマンサー

このスキを見逃すはずはなかった

「せえええやああああ!!」

ライトが上空めがけて跳ぶ

ネクロマンサーの背中付近まで到達すると

体を一回転させ、かかとをネクロマンサーに浴びせる

ライトに蹴られ、さらに勢い良く落ちていくネクロマンサー

「どおおりゃああああああ!!」

ブルーが右手に持った槍をネクロマンサーめがけて投げる

地上にむけて落下中のネクロマンサーにこれが避けられるはずもなく

槍がネクロマンサーの体を貫いた

「ごはぁっ!!」

そのまま地上に落ちるネクロマンサー

「ば・・・ばかな・・・」

苦しみながら話し出す

「い、一体どこから・・・パージフレアが・・・」

「誰か、忘れてるんじゃないの?」

一同の視線の先には聖騎士の姿があった

「せ、聖騎士さんが!?」

「さすがです、聖騎士さん」

メタスが礼を言う

「いや、メタスさんの演技が真に迫っていたからですよ」

「一体いつごろに・・・?」

「メタスさんが地上に叩き落されたときに目で合図を送ってくれたんですよ」

説明する聖騎士

地に倒れ伏したネクロマンサーの前に立つメタス

「お前達にとってはそれでいいのかも知れない。」

「だが、私達には守るべき人間達がいる」

「その守るべき人間のため、我々は負けられないんだ」

「く・・・くくく・・・・」

不思議と笑うネクロマンサー

「人間がどれだけこの世界を破壊してきたのか・・・知らぬわけ・・では・・・」

「・・・」

「知っているさ」

いつの間にかふぎんがネクロマンサーの前に立っていた

「人間のエゴがこの世界を破壊している。だが、うちはこの世界が好きなんだ」

「それに今、この世界を回復させようと立ち上がる人達もいる。そう、捨てたもんじゃないんだよ」

「ふ・・・そのセリフは本当に勝ってから言うんだな・・・」

「なにぃ・・・?」

ブルーが問う

「おい、どういうことだ!ネクロ教は貴様が操っていたんじゃないのか!?」

「ふん・・・知らん・・・な・・・」

そういって息を引き取るネクロマンサー

「くっ・・・!」

すぐに立ち上がるブルー

「すまん、みんな。俺は一足早く王宮にもどる。やつの言葉がひっかかる」

「王宮には・・・・・・まさか!!」

すぐさま走り出すブルー

「ブルーさん!!」

「ライト君!今は全員の傷の手当が先だ」

ふぎんが静止する

「で、でも!!」

「大丈夫、王宮にはさくらさん達がいるし、並大抵のことじゃやられないって」









「ふぎんさん、アカハナは大丈夫でしたか?」

聖騎士が尋ねる

「ん?言ったろ?アカハナ君も成長してるって」

そこには元気に立っているアカハナの姿があった

「なに心配してんだよぉ!俺がばっさばっさと敵を刻んでやったぜ!」

腰に手を当てて上を向くアカハナ

「ほんとかよ・・・」

いまだに信じられない聖騎士

「まぁ、ヘルさんの活躍も大きかったんだけどね」

「いったでしょ?あたしも修行したって!」

「まさにその通り、あそこまで魔法を打ち続けられるとは思わなかったよ」

うんうんと首を縦に振るふぎん

「聞いた?ライト!」

「そ、そんなにすごかったのか・・・」

「とにかく、うちたちも手当てが終わったら王宮に戻ろう。いいね?」

「わかりました」



こうしてサラセンでのネクロ教を再び打ちのめすことができたライト達

しかし、王宮ではライトにとって信じがたいできごとが、今まさに起こっていたのであった・・・・